神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond「四基の花」
作品の舞台は六甲有馬ロープウェーの休止線となったプラットホーム。2004年まで運行していたゴンドラにはそれぞれ花の名前が付けられており、ロープに吊られた状態で留め置かれている光景から、ドライフラワーを連想した。花についてのインタビューに答える音声が流れる中で、生花が乾燥して徐々に退色していくドライフラワー、役割を終えて吊られたままのゴンドラ、駅などに遺された様々なもの、それらの止まった時間を重ね合わせた。作品制作後、2024年11月にロープウェーの撤去工事が発表された。作品化されたことでその存在が後世に遺されることとなった。
https://www.kfcc.co.jp/archives/1596
- 素材:楠木、シングルチャンネルビデオ(4:42)、しゃくなげのドライフラワー
- サイズ:H2700×W1800×D1500
- 展覧会情報:2024年 / 六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅(兵庫) / 「 神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond 」展示作品
- 撮影:高嶋清俊